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30.モブと保健室で②〜桜凪side〜
今回は短いです。
「し、七時半…!?」
私は現在の時刻を確認して驚愕の声をあげていた。すると、桐賀溱が答える。
「あぁ、お前グッスリ寝てたからな。何か起こすのも悪いと思って起こさなかったんだが、気づいたらこんな時間になってた。」
そう桐賀は答える。
それは、悪い事をしたな…。
「ゴメンね、こんな遅くまで…。ほっといてくれても良かったのに…。」
「いや、そうもいかないだろ。お前一人暮らし何だろ?病人をぽっぽいて自分だけ帰るなんて出来ないよ。」
「………。」
「……少し話が長くなったな。じゃあ俺は一度出るから、終わったら呼んでくれ。」
そう言って彼は保健室から出る。
…………本当に何なのよ。ヒーローぶって、私なんかのためにこんな時間まで待ってくれるなんて迷惑もいいとこだわ。私の攻略対象とのイベントの邪魔になったらどう責任を取らせてやろうかしら。
私は、貰ったタオルで体を拭きながらそんな事を考える。
……今の彼女は知る由もない。
このモブこと桐賀溱に、自分の考え…、気持ちを180度変えさせられる事になるなんて…。
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