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27.助けてよ、──。 〜???side〜

皆さんこんにちは!ピィです!

今月からは、毎週日曜日の17時投稿になります!

 第?章 第?幕 ???編


「はぁ!はぁ!」


 私は、ただ走る。愛する人の為に。絶対に信じない。この目で見るまでは、絶対に。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━


 突然の事だった。いつものように、退屈な想いをしながら授業に取り組んでいる時だった。突然、先生から呼び出しをくらった。


 「先生…。あの、私何かしました?」


 心当たりが無いので、聞いてみる。

 すると、先生は神妙な面持ちになり、私の方へ振り向いた。


 「あのね、落ち着いて聴いてね。」


 いつもとは違う、悲しげな先生の雰囲気に私はゴクリと息を呑んだ。しかし、先生の口から発された言葉は、私の予想を遥かに上回った。


 「貴方の─────が、─────れて、──に─────されたの。」


 「ぇ。」


 私は耳を疑った。………え?何を言ってるの?私の聞き間違え?


 「せ、先生すいません。聞き間違いかも知れません。もう一度お願いします。」


 私がそう頼むと、先生は今にも泣きな出しそうな顔をしていた。

 …本当は先生が何を言ったのか分かっている。ただ、私が先生の言葉を信じられていないだけ。認められていないだけだ。

 そして、先生はそんな私に、震えながらも現実を教えてくれた。


 「…あなたの、───さんが、────にあって、──に、──ばれました。」


 ……聞き間違えじゃなかった。聞き間違えであって欲しかった。


 「…先生、冗談じゃ無いですよね…?」


 この優しい先生が、こんな感じの悪い冗談を言う訳がない。そう分かって居たはずなのに、私は未だに現実を見ようとしないみたいだ。


 先生は何も言わず、ただ、こくこくと頷いた。


 「先生、すいません。私、帰ります。」


 そう言い残し、私は走り出した。


━━━━━━━━━━━━━━━━━


 どれだけ走っただろうか。もう分からない。ただ、がむしゃらに走る。頭がクラクラする。肺も潰れそうなほど苦しい。でも、私の頭の中心はたった一つだった。頭がクラクラする?息が苦しい?…そんなこと知ったことじゃない。走れ私。絶対に後悔しないために。


 「はぁ!はぁ!はぁ!は、はぁ!」


 そして、私はやっとの思いで目的地に到着した。

 立ち止まったのも束の間、私はまた直ぐに走り出し、目的の建物の中に入った。そして、直ぐに受付へ向かい。


 「───さんの、────です!」


 そう言うと、受付の女性は察してくれたのか、私の身元も聞かずに、直ぐに案内してくれた。


━━━━━━━━━━━━━━


 私は、ただ、祈る。

 ただ、椅子に座り、何もする事が出来ずに、黙って祈る。ふと、横に座って私と同じように祈った様に手を合わせている母を見た。今にも、発狂しそうなほど身体全体が、心が震えている。その様子を見て、私は母の手に自分の手を添える。震えを止めようと思ったのだが、止まらない。……そりゃそうか、だって私の手も震えてしまっているのだから。そうして、私たちはただ、ただ、時間を忘れて、ただ、祈る。


━━━━━━━━━━━━━━


 2時間程たった頃だろうか?パッとライトが消える音がした。その瞬間、私たちはハッとして立ち上がり、音がした方向へ向かった。そして、扉から出てきた人に私たちは問いかける。


 「あの、─は、大丈夫なんですか?」


 意を決したように、母が聞く。


 「……最善を尽くしましたが……。」


 そこまで聞いて、私たちは同時に膝から崩れ落ちた。ただただ、悲しくて、寂しくて、悔しくて。私と母はその場で泣きじゃくった。


━━━━━━━━━━━━━━━━━


 そこで私は目を覚ます。

 外からは、小鳥たちの囀りと、眩しい朝日が私に降り掛かってくる。


 「また、この夢…。」


 ねぇ、私はどうしたらいいの?貴方を失ってから、私はずっと前に進めない。お母さんに迷惑はかけまい、過去を乗り越えるんだと自分自身に毎日言い聞かせている。だけど、どうしても貴方という心の穴だけは私じゃ塞げない。……こういう時、貴方はいつも私を助けてくれたよね。私は貴方の言葉に何度も助けられてきた。けど、もうこの世界には貴方はいない。


 「ねぇ、私はどうすれば…。」


 私はどうすれば良いのかな…?

 私の脳裏に大好きだった人の、大好きな笑顔が浮かび上がる。


 教えてよ。


 私を救ってよ。


 私は涙をまた零す。


──助けてよ、───。


皆さん、こんにちはピィです!

今回は、誰視点か敢えて伏せさせていただきました。???の表記はバグではなく、敢えて作者がそうしました。驚いた方がいたかもしれませんが仕様です。さて、今回誰視点だったかは、察しの良い方は気付いているのでは、ないでしょうか?

そして、この度は、総合point230も、頂きました!本当にいつも読んでくれる方、ありがとうございます!私、いつもびっくりしています!このまま1000pointまで行けるk(殴


ブックマークと評価よろしくお願いいたします!

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― 新着の感想 ―
[一言]  「前世」の湊の妹さん視点かな?  そりゃあ死んで転生した人が居れば残された人もいる訳で‥‥‥切ない。
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