表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
12/39

11.何で入学早々テストなんて受けなきゃいけないんだろうね?

 入学式の次の日、俺たちはテストを受けていた。俺思うんだけど、何で入学早々テストなんて受けなきゃいけないんだ?入試でやったやん。今、テスト受けてもそんな学力変わってないっちゅうねん。


 (はぁ。面倒くせぇ。)


 そう思って、机に伏せながらふと横を見る。


 (ん?何やらヒロインがあたふたしてる?)


 何でだろうなと思い、机を見た。もちろん、先生にバレないように細心の注意を払って。答案用紙に解答用紙、シャーペンにシャー芯ケースに定規……。あ、消しゴムがない。成る程、消しゴムを忘れて焦っていたのか、さてどうするか。


 (ここは、消しゴムを貸してあげるか?いや、また何か不快にさせるかもしれない。けどなぁ…。)


 こんな感じで考てること、10秒弱。俺は消しゴムを貸してあげることにした。そう決心して、桜凪に声をかける。もちろん先生にバレないように。


 「桜凪。もしかして消しゴム忘れたのか?(小声)」


 「え?ああうん。そうなの…。(小声)」


 「俺ので良ければ貸してあげるよ。(小声)」


 「え?けど、悪いよ。(小声)」


 「いいからいいから、俺もう解き終わってるし。このテスト大事だよ?(小声)」


 彼女は少し考える素振りを見せて、


 「え?ほ、本当に?じゃあ…お言葉に甘えさせて貰います…。(小声)」


そう返事をしてきた。


 「うん、そうして。(小声)」


 そうして、消しゴムを渡した。その時彼女は何故か少し赤い顔で「ありがとう。」と言った。え?そんな赤くなるほど俺の消しゴム使いたくなかったの?それとも、照れてるのか?いや何にだよ。


 (もしかして、嫌われているかもとは思っていたが…。)


 数回話しただけで、ここまで嫌われるのは、ショックだ。隣で彼女がまたもや、ブツブツ何か言ってる。俺を呪い殺す呪文でも、唱えてるのだろうか?


 (ってか、俺まだ解き終わってないからミスれねぇ…。)


 彼女に受け取ってもらう為とは言え、やってしまった感が否めない。


 (いや、俺なら出来る!逆にミスれないとか燃えるわ〜!泣)


 そんな事を考えながら、テストに再度臨むのだった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ