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社食のパート(だった人)のつぶやき  作者: 社食のおばちゃん
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派遣の仕事における食事について

一口に「派遣」と申しましても、仕事の内容は様々です。

私は主に、倉庫の中での作業をしてきました。

新型コロナウィルスの騒ぎが大きくなってからで、一番多く行った仕事は、通信販売の梱包でした。


その派遣先は、派遣の仕事としては珍しく、交通費が全額支給されました。

派遣の仕事は、派遣会社や派遣先により異なりますが、ほとんどは交通費が出ません。出ても500円~1000円。最寄り駅から現地までの往復のバス代だけ支給という場合もあります。


でも、私にとって、交通費の全額支給よりも嬉しかったのは、食堂が昼食時に営業されていることでした。

倉庫などでの仕事では、派遣先の付近に商店がない場合もあります。

また、仕事が終わるまでは建物からの外出が禁止されることも多いです。

倉庫での、派遣スタッフの昼食は、自分で作ったお弁当、もしくはコンビニで買ったおにぎり、菓子パン、カップラーメンがほぼ定番となっています。


梱包の作業の仕事に初めて入った日には、カップラーメンを持っていきました。

でも食堂が営業していることを知り、次からは毎回、食堂を利用しました。

その場で盛り付けた物を、バランスよく、しかもゆっくり食べられるというのは、派遣で働く立場としては、とても有難いものでした。

一方で、食堂で働く人たちの姿を見ながら、切ない気持ちもわきました。

「今頃の時間は、私もお客様に食事を提供していたんだなぁ。仕事が減ったから、ここに来ているんだよなぁ」

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