派遣会社で単発の仕事を探す
社員食堂では長い時間の勤務ではありましたが、時給が安く、毎年秋に地域の最低賃金が上がると、時給が最低賃金ギリギリに上がるという状況だったので、月の収入としては、多くはありませんでした。
そんなわけで、休日には時折、派遣の仕事をして来ました。
かつては、様々な求人サイトで、単発の仕事の募集が数多くありました。
現在は、法律で「日雇い派遣は禁止」となっており、派遣の仕事をするには、1ヶ月以上継続して契約することが必要となっています。
ただし、本人もしくは、生計を1つにする家族の収入が年間500万円の場合など(その他にも条件があります)は、日雇い派遣ができます。
日頃パートやアルバイトで生計を立てている人は、「もっと収入がほしい」と思っても、日雇い派遣の対象外になってしまいます。
現状としては、単発の案件を「紹介」の名目で募集して、「アルバイト」の肩書で就業させる派遣会社が多いようです。
法令を守っている会社もあります。求人サイトを見て、勤務地も時間も仕事の内容も申し分なく、応募したいと思って詳細が書かれたページに進んだら、法令の条件を満たす方に応募資格がある旨の注意書きがあり、ガッカリしたことも多々あります。
私は「日雇い派遣が可能な人」の対象外ですので、「紹介」の名目で募集している派遣会社で、単発の仕事をしてきました。
新型コロナウィルスの影響で、本業の社員食堂での出勤日数が減らされたため、4月半ば以降に、本来の出勤日で休みになってしまった日にも、派遣の仕事を探しました。
有給休暇を消化できることにはなっていましたが、先行きが不透明のため、少しでもお金を貯めたいと思っていたのです。
ところが、派遣会社のサイトを見ても、短期間の求人募集を扱ったサイトを見ても、コロナ禍の前より、案件の数が激減しており、応募しても紹介してもらえないことが多々ありました。
5月の半ばぐらいからは、求人の数が少しずつ増えてきて、派遣の仕事に多く入れるようになりました。