私が一番。
前回、読んでくださった方々、ありがとうございます。
続きです。
百合枝の順風満帆な人生が少しずつ崩れていきます。
恨みを持つ人物は、一人ではない…。
何でもそつなくできる。
すべてを持ってる女、それが私、川田百合枝。
とても要領がいい。
しかも頭がいい。
仕事ができる。
それが私。
某エリート大学出身で、そこそこいい就職先に就いてる。
羨ましいでしょ?
みんな私についてきてくれて、私の思い通りに動いてくれる。
一人を除いて。
職場の同僚の東藤夕日、彼女だけが私の言うことに逆らった。
ちょっと私よりも年上だからってウザいんだよね。
仕事もできないくせに。
それとも、顔が可愛いから調子乗ってるのかしら?
可愛いだけでちやほやされてよかったわねー。
私の方が仕事もできるし、気が利くのに、何で何もできないあの女だけ…。
でもそれも終わり。
数ヵ月前、彼女は自殺した。
私が彼女を職場で孤立させて、追い詰めたのがよかったのか、彼女は私の目の前から消えてくれた。
まぁ、どうでもいいけどね。
その後も、私の人生は絶好調で、最高の彼氏ができた。
職場の紹介で同じ大学出身の彼と付き合うことができた。
すべてが順風満帆に見えたが、実は少しずつ崩れていた。
その少し経った後、弟が結婚することになり、我が家ではその女をちやほやするようになった。
その女の名前は朝日奈東子。
顔も可愛いし、頭が回る。
あっという間に私の周りの人間を手懐け、私を追い出すことに成功した。
でも、別にいいの。
家に居場所がなくなっても、彼氏もいるし、職場がある。
それにたくさんの友達がいる。
このときの私は、確かに、そう思っていた。
でも、これはまだ序の口だったと後になって知ることになる。




