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私の人生薔薇色

今晩は。

前回、読んでくださった方々、ありがとうございます。

続きです。

読んでいただけると嬉しいです。

つい最近、彼氏ができた。


誰もが羨む条件で、私の理想の彼。

身長が高くて、イケメン。

就職先もよくて、仕事もできる。

何よりも私と同じくらい学歴がいい。

さらに何でも言うこと聞いてくれて優しい。

頭がいい人と会話するのって楽しい。

ほら、今も私の我が儘を聞いてくれる……。


「百合枝、何時頃会社終わる?」


17時頃かな、と答える。

その返事に嫌な顔一つせずに、優しい顔で言ってくれる。


「じゃあ、17時頃迎えに行くな。」


待たせたらごめんな、そう言われて微笑む。

「来ないと悲しいかも」とお得意の計算され尽くした可愛い声で言ってみる。


私の言うことを聞かない人間なんか、この世にはいないんだから。


いたとしたら、あいつね。

会社の同僚、東藤夕日を思い出す。

顔が可愛いだけの馬鹿な女だった。

超どんくさいしね。

顔が可愛いだけで、仕事もできないくせにみんなからちやほやされて邪魔な女だった。

まぁ、もう自殺しちゃったけどね。


「今日も仕事、頑張れよ。」


ありがと。

といつもの満面のスマイルで彼を見上げる。

そもそも、私がいなきゃこの会社回らないしね。

だって、みんな使い物にならないんだもん。

私が一番。

人生薔薇色。


「陽太くんもお仕事、頑張ってね。」


「ありがとう。百合枝は気がきいていい女だな。」


「えへへ。彼女として当然だよ。」


「いいや、いい女だよ。どんくさくて馬鹿な女が世の中多いけど、百合枝は頭もよくてしっかりしてる。」


そうね、あの女みたいに、馬鹿で気がきかない顔だけ女もいるもんね。

何で世の中、あんな女みたいな子がちやほやされるのかしら?

私の方が若くて可愛いのに。

馬鹿みたい。


「それじゃ、またね。」


「あぁ、またな。」


このときはまだ分からなかった。

これが転落人生の始まりだったとは……。

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