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「ありがとうございました。」

「結果発表が楽しみだね。」

「はい。」

そして私はその家を出た。歩いているとき小さな子どもをたくさん見かけた。今親が仕事が終わって子どもと帰っている時間だ。

「・・・・・・・・・・いいなぁ。」

私は小さい頃幼稚園に行くまでずっと一人家で親が帰ってくるのを待っていた。でもこの子達はそんな寂しい思いはしていないのかもしれない。そう思うとうらやましく思った。

そしてふいに空を見上げた。来る時は曇っていた空も、今は雲一つ見当たらない青い空に変わっていた。少し前まではこの時間はもう暗かったのに、最近はだんだん春が近づいてきたようで日のでている時間が長くなっっている。

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

何も言わずに家に入った。そして鞄を置いてパソコンの前に座った。そのときバターのおいしそうな匂いがしていた。

ドンと後ろの机から音がした。

「いる?」

という声も後ろからした。振り返って答えた。

「・・・いる!!」

そして手にとってそれを口に運ぶ直前

「実はまだ味見もなにもしてないんだよね~というわけで、ご感想を、」

そういった途端、ばきっというひどい音がした。私の口からした。

姉のやいたクッキーの味は確かに良かったが

「・・・・・・・・・・・・固っ。」

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