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つ・い・に


「できたよ。」


料理を持ってくる要一君。

って彩りまで考えられた料理!

美味しそー。なに!?俺をどこまで惚れさす気なの!?


「うまそー。ありがとな。」

「いいよ。」


笑ったー。

可愛すぎる。イケメン様は最強ですな。


「さ、観よ観よー。」

「うん。」


おっ、この吹き替え俳優の声カッコいい。

こんな人に抱かれて耳元で囁かれたりなんかしたらどうなっちゃうんだろうな。

要一君の声も凄くいいんだよなー。

低いだけじゃなくて深みのある声。


にやけるのがバレないようにティッシュを取るふりをして要一君の後ろに陣取る。

要一君の首元が不意に目に入る。


意外と太い首が俺の情欲を掻き立てる。

あの首に触れて。

あの首にキスして…。





気付けばエンドロール。


「終わっちったなー。結構面白かったな。」

「うん。主人公の身体能力とかは異常だったけどw」

「だなw」


って、そうだったんだ。

半分も頭に入ってないからわかんねえ。


「まあまあ遅いし、今日泊まる?布団は一応あるけど。」

「…!」


え?なんで?

俺なんか変なこと言ったっけ。

…あ、そうか。


「あーもしかして俺のことゲイだって知ってた?ごめんなー不快にさせて。」

「いや、違っ」

「大丈夫だよ」


いいや、予想外だったけど嫌われついでに言っちゃえ。


「あのさ、俺、要一君のこと好きだよ。本気で。

あーでも襲う気はなかったから信じて、本当に。」

「うん。」


「…。」

「…。」


ですよねー。こういう時は俺が何か言うべきなんだろうけど何言えば

「…帰るわ。」

「あ、うん。」


アパートの下まで見送ろうと立っ「いいよ、そのままで。じゃ。」

要一君はさっさと帰ってしまった。






嫌われたな、完全に。

軽蔑されたかな。まあ、仕方ないよな。

…ちょっとキツいな。




「やっちゃたよー。ヒクッ、まあ当然だよなー、グスッ…馬鹿だ俺…」

すげえよ。涙が止まんねえ。

こんなに一気に涙って出るもんなんだな。

なんか呼吸がしづらい。


「ほんっと、馬鹿だ…」











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