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Disturbance High School  作者: 林 奎
第弐章  MIXISの災薬
21/21

プロローグ  5月7日 04:19  某所

 (ここでは)お久しぶりです!!

 できるならCM(セリス=マゼリア)が終わるまで更新はしないつもりだったんですがあれよあれよともう15ヶ月。

 待たせすぎちゃ悪いということでプロローグだけは登校しちゃおうと思いました。


 という訳で新章開幕!!です!!




「ふんふんふ~ん。」


 1人の少女がキッチンに立って作業をする。

 その少女は髪が真紅で腰まで届いているほどの長髪という、衛生的には少々問題のある髪であったがこの場には注意できる人間など存在しなかった。

 コンロにはステンレスのカレー鍋が火にかかっており、脇には包丁と俎板(まないた)、流しには何かしらの野菜がこびりついたボウルが置かれている。

 鼻唄まじりに鍋をおたまでかき混ぜている出で立ちは料理を奮闘する少女そのものだ。


「ふっふふ~ん。」


 しかし。もしそうならおかしいところが3つある。

 まずその目が彼女の燃えるような赤髪のように狂気とともいえる情熱を湛えていた。

 エプロンではなく白衣をつけていること。

 そして鍋の中身が毒々しい色の汁と煙で充満していたことだ。


「ふっふ~もうすぐね~。」


 そう説明している間にも紫色の何かは青みが抜けていきだんだん赤くなっていく。

 やがて完成したそれはルビーのように綺麗に輝いている。

 調理……いや調合の過程を見なければ思わず食べたくなるほどの鮮やかさだった。


「コレは傑作よ。間違いないわ!!」


 小瓶に移し替えたそれを満足そうに眺める少女。その表情は(実態を知らなければ)好きな男の子にバレンタインのチョコを作る少女そのものだ。


「あとはこれを誰に飲ませるか………?」


 少女の脳裏には真っ先に浮かんだのはいつも実験台として使っている年下の少年が思い浮かんだ。


「…………いえ、駄目ね。」


 それを彼女は真っ先に打ち消した。

 いつもの実験台には使えない。これの使用条件は少々特殊(・・)であり、それは奴には使えない。

 しかしそれ以外には……よくよく考えれば彼女にそんな知り合いなどいない。


「そういえば……。」


 彼女は首筋についたチョーカーを起動させ学内の掲示板のウィンドウを開く。

 そこには学内最大のホットニュースである話題が一面を飾っていた。


「【金碧姫】……使えるわね。」


 その一面の主役である少女の顔と名前を見て笑みを浮かべる。

 その笑みは先程の少女のものとは思えない魔女のような妖艶な笑みだった。


「よ~し!!じゃあ明日……え、もうこんな時間!!」


 壁掛け時計を時計を確認した彼女は驚く。時刻はもう5時前。

 ふと外を見ればもう窓の外は明るくなってきている。完全に徹夜である。


「仕方ない。明後日にでも接触するか!!楽しみになってきたわ~!!さあて風呂入って寝よ~!」


 彼女は白衣を食卓の椅子に掛けやっぱり鼻唄交じりでキッチンを出て行った。




 脱ぎ捨てられた白衣につけられた名札には【宿儺 緋壷菜】と書かれていた。




*一応CMと同じ世界観なのですがこちらでは魔法と言う表記はあまり出てきません。何しろ《チョーカー》で規制されてますし、そう言った描写はそう出さない方針ですし。

 とはいえ、前回の決闘は壱次魔法(詳しくはCM3章-4を見てね!)の応酬ですので全く出てこないわけではありませんが。

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