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Disturbance High School  作者: 林 奎
第壱章 金碧姫の決闘 
14/21

第11話 4月24日 16:14 美笠高等学校 格技場④

久しぶりの以下略。

話の流れは決まってるんですけどそれを思うように書けない!!

自分にもう少し書く力があれば………!

もうすぐ終わりますので更新スペースはもう少し短くなる………はず!


…………多分。

 3分。

 

 そう長くないはずの時間がとてつもなく長く感じる。

まるで時間が澱んでしまったかのようだ。

 幼い頃に見たあの3分しか戦えないヒーローを馬鹿にしていたがあの頃の自分を叱ってやりたくなった。


 ついこの間会った高校受験よりも大きい緊張の中僕は先程の話を思い返していた。




『さて、作戦会議やけど、ぶっちゃけ言うわ。プログラムの解除なんてできん。』

『え?どういうこと?』


 どういう事か問いただしたくなった。さっきと言っていることが違う。


『任せえとは言ったけどできるとは言ってへん。大体【Utopia Systems】すらかなわへんハッカー相手に高校生なんか手も足も出るわけないやんか。』


 至極もっともな正論に押し黙る一同。


「じゃ、じゃあどうするの?」

『そのための作戦や。』


 そして場の空気を変えるためか、軽く咳払いを一つ入れるとスラスラと話し始める。


「ええか?ここの奴等に殺すつもりはない。」

『え?そうなの……。』


 それはそうだろう。殴る事にためらいを覚えない事はあっても殺すことすらため体を思えない人間となればその数はぐっと少なくなる。

 実際極限状態の代表でもある戦争の最中でも発砲率は15~20%程。20世紀には特殊な訓練で発砲率は90%を超えたらしいですが、その兵士は心を病んでしまったそうで問題になったらしいです。つまりは人を殺せる人間はそうはいないという事だ。

 ……もしかしたらここにいる男達は人殺しの集団の可能性はあるのですが、変人が集う高校と言えどさすがにそんな狂人は集まっているわけがないと信じたい。


『でもなあ。気分がハイになっとる奴等に加減ができるとは限らん。死ぬかもしれん。』

『だろうなあいつら今自分がしでかしていることの自覚がないかもしれねえな。』


 


「危険なヤクでキメてるってことはない?」

「いや、幻覚みたいなものはねえみたいだな。勢いつけるために酒くらいは飲んでるかもしれねえけど。」


 確かに、飲酒をしている人間は個人差はあるが気が大きくなって普段やらないようなことをやってしまうことがある。

 身近な人物だと母さんですね。……泣き上戸なんですよね。


「じゃあどうするの?急がなきゃ駄目じゃないか?」

『まあ……そうなんだけどさ下手に刺激して爆発されても困るって奴でな……。』

「じゃ、じゃあどうするの?」


 そう聞くと、直原君は待ってましたとばかりに口を開く。


『電源を持っている奴がいるはずや……。』

『電源……?その《装置》とやらのか?』

『なんだ。結構簡単な作戦だな?』


 そう、《電源》を持っている敵を捕縛するなり倒すなりして奪取する。実にシンプルです。

 だけどこの作戦、問題がある。


「ねえ?僕達も漣さんのように窒息とかされない?」


『たぶん大丈夫や。』


『理由は?』

『まずは最初の攻撃でお前らが攻撃されへんかったからや。』

「えっと……大した障害だって思わなかったんじゃ……。」

『ヴィーナスと互角の戦いをしとった鼎をか?』

「あ……。」


彼らは多分、いや、絶対に漣さんと決闘をしたはずだ。そうでなくても世界クラスの柔道選手である樟先輩を一蹴したという実力あるという事も。

だから知っているはずだ。漣さんの強さとその漣さんを相手にできる鼎君の強さも。

 僕だったら鼎君をそのままにしているとは思えない。

 そうしなかったのはやらなかったのではなくできなかったからだと考えた方が妥当でしょう。

 そして残る問題は1つだけ。


『で、でもこの10人の中から探すの……?』

『そうれなんやな……。』


 そう。問題はこれだ。

 敵の数は10人。だけどスイッチの数はたった1つだけ。

 確率は10分の1。乾坤一擲の運試しをするにはかなり分が悪い。


『せやから《電源》を持っとる人間を特定する方法を考えとるんやけど……手詰まりでな。』

『『…………。』』


 場を沈黙が包む。そうしている間にも状況がどんどん悪化していく。


 考えろ。どうすればいいかを考えろ。


 目の前の彼等が誰にも押さえつけられない世界最高峰の《チカラ》に魅入られ暴走しているのならば、どうするかを考えろ。

 真っ先に出てきたのがそれ以上の《チカラ》を以って押さえつける。しかしこれは自分達では持ちえないモノだ。

 ならばどうするかを考えろ。

 どうすれば………。


「……あ。」


 そこまで考えて1つの【作戦】を思いついた。

 自分で言うのもなんだがその作戦なかなか使えるものだと思っています。


「……でも。」


 その考えはかなり問題がある。もしかしたらそれは目の前の彼等以上の『悪』だと糾弾させるものかもしれない。

 でもこの状況で出し惜しみをしている場合ではありません。だから僕は意を決した。


「あ、それなら……」

『ん?なんやアキちゃん。』

『逢河……?』 


 僕は手を上げる。そしてそして口を開いた。




 1分後。

 僕の出した【作戦】を聞いたみんなを代表して直原君が答えた。


『……やっぱりお前も【異常】やで。逢河耀家。』

「………うん。」


 僕は否定ができなかった。




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