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7.知らない人

 あれは専門学生のとき。


 季節は夏。


 19時頃だろうか。


 もうすぐ家に着く、そんなとき一台の車に遭遇した。


 車種などは覚えていない。


 運転手の男性は、声をかけてきた。


「◯◯って場所知ってる?」


 知っている場所だ。


「この通りをまっすぐ進んで~」


 一通り教えた。


「よかったら、その場所まで一緒に教えてくれない?」


 これはだめなやつだ。


「知らない人に、ついていってらだめって親から言われてるので……」


 当時の私は、今より言葉も行動力もあった。


「俺、◯◯」


 マジかよ、そういうタイプか。


 その場をなんとなく回避した記憶しかない。


 ただ、もう少しで家だったのに、別の道を歩いたり、交番の前を通ったりして帰った。


 なんでこっちがこんな目にあわなきゃいけないんだ。


 あぁすればよかった、こうすればよかったが、頭の中でぐるぐるする。


 今日も私は反省する。

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