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1.いつもの朝

 私の名前は、ゆり。


 既婚39歳。


 夫と子供四人、六人家族である。


 仕事は、していない。


 専業主婦だ。


 子供が産まれ、仕事を辞めた。


 今日も、一日が始まる。


――――


 ピーッ、ピーッ……炊飯器の音で、目が覚める。


 五時起床。


 布団の中で、スマホをさわる。


 気づけば30分経過。


 そろそろ起きるか……。


「痛っ!」


 隣で寝ている娘の足が、私の顔面に当たる。


 今起きたら、起きてしまうかも……仕方ない。


 私はまたスマホをさわる。




 ……もう大丈夫かな?


 結局、今日も六時だ。


 まずは顔を洗おう。


 顔の皮脂がすごいので、起床後は洗顔をする。


 以前、朝食の準備を優先したら、皮脂で目が痛くなった。


 そんな人、世の中にいるのだろうか。


 さて、急がないと。


 ウインナーや卵を焼く。


 朝食なんて、だいたいいつも同じ。


 みそ汁は昨日の残り。


「たまには違うおかずにしたら?」


 夫の一言が心臓を貫通する。


 そうだよね。


「いってきます」


「いってらっしゃい」


 静まった家の中で、今日も私は反省する。

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