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自由と呪縛

作者: えりきゃん

離婚してやっと自由になった。それなのに、居候してる彼氏の家で家政婦のように働いたりしてる中で周りの人が当たり前に出来ていると思っている事をできるようになったり、発想を普通の人と少し変わっている事を取り入れたりしていることで応用が効くらしく、私が理想としてたご飯を作ってくれたりもしている。

お互いに思うことは沢山ありますが、元義実家の人たちに言われ続けた事がどうしても抜けきれなくて彼が止めるまで家事をしてまう。

それが呪縛なのかもしれない。

私の家系は父親が単身赴任でなかなか帰ってくる機会がかなった。

母親がワンオペで私含め4人の子どもをなんとか育てていた。

その中全員が成人になった頃、私は日本を旅したいと思いバイクを買った。

もちろん色んな人とであった。

だが、それが不幸の始まりだとは思わなかった。

当時彼氏を作らず一人の時間を楽しみたい。自由でいたいと思う中で仲良くしようと近寄ってくる男がいた。

それが後の旦那である。妊娠をきっかけに彼の実家に転がり込むように敷居を跨いだ。

決まり事も多く、職業が義両親と彼との時間の違いもあってかなり義両親からのいびりもあった。

義両親は「持病があるから」と家事をサボり始め、子どもが生まれてからも気まぐれで面倒をみるような人達だった。

嫌気がさして義実家を出て彼と家族という形で暮らすようになったものの、彼も生活費もわたさず、いわゆる経済的DVをされ続けていた。

だから離婚を切り出した。

そして、今療養をしながら新しい彼と家出少女のように居候させてもらっている。

家政婦のように彼がやらない家事をやったり、料理を振る舞うと彼は大喜びしてくれる。

ただ、私にはまだ自由の身になった反面家事をやらないといけない。そんな思いがどうしても過ぎってしまう。

次の日に食器が残っていると義母はため息をついて不機嫌になり皿洗いをしていた。

私にもそれを注意してきて、朝はキッチンが綺麗であって欲しい。そう言われた。

だが、彼らも出しっぱなしにしていたり、ゴミをゴミ箱に捨てずに置いてあったりと互いにぶつかる事が多かったことから今の彼氏にはそう言った部分が見えたとしても文句は言わない。

私はその生活になれてしまい、体調が悪くなっていたとしても動かないといけないと思い、「あと少しがんばれば休める」

そう思いながら家事を進めていて料理も作ってもなかなか温かいご飯を食べたことがほとんどない。

それも片付けをしなければならない事や、彼氏への配慮がしたくてお茶を入れたりとどうしても要領の悪い私は上手にご飯を作れなかったり、出来上がっても「シンクを綺麗にしておかないと」という気持ちが勝ってしまい、どうしても片付けをしないといけないと思ってしまうのだ。

作るのが大好きな料理、食べるのが大好きで研究して作った再現料理。

彼氏はすごいと褒めてくれるが、元々文句を言われていた事から私には自己肯定感が無かった。

だけどきっとこれから今の彼氏が美味しい美味しいと沢山食べてくれるようになってくれたらいいなと思いながら今日も晩御飯を食べるのです。

最後まで見てくださりありがとうございました。

私は離婚して自由になったのに、これまでのいびりから私は「家事」に対してかなり気を使うようになりました。

だけど、今の彼氏は「明日でいいんだよ」「今日じゃなくても大丈夫」「一緒に片付けするよ」と言ってくれてとても助かっています。

そんな日々がずっと続けば良いのにと私は願ってます。

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