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 アリアとゆっくり話がしたいので元々2階に入れるつもりはなかったが、応接室に案内した。


バスに乗って来たテンションと違って俺が何を話すのか感づいたのかアリアは落ち着いていた。


椅子に座ってお茶を飲み始めるとアリアが口を開いた。


「どうやって我の病気のことを知った?」


アリアの口調は怒っていた。


「すみません。

 トイレに入った人は自動的に調べれる事になってるようです。

 勝手に調べて、ごめんなさい。」


頭を深々と下げて、誠心誠意謝罪する。


「えっ、私もですか!?」


ソフィアさんがかなり驚いていて面白かったりした。


「で、その顔は何か我に言いたい事があるのだろ?」


アリアが尋ねてくる。

その目には敵意が感じられる。


「治療をしま『断る!』」


アリアに話を途中で遮られてしまう。


かなり強い口調だったのでソフィアさんがビクッとなっていた。


「り、理由を聞いても?」


何でそこまで怒るのか理由が知りたいと思った。


アリアは深呼吸して自分を落ち着かせると口をゆっくりと開いた。


「我の寿命を知ってるか?

 ハイエルフは1000年以上生きるのじゃ。

 我はまだ500歳。

 あと500年も生きてしまう‥。

 エルフの友はどんどん我を置いて死んでしまう。

 我はもう死ぬのを見たくないのじゃ。」


アリアは絞り出すように声を出した。

最後の方はでは涙がこぼれ出す。


アリアの悲痛な叫びを聞いて何も言葉が思いつかないでいた。


この場に重い重い空気が漂っている。


そんな空気を引き裂く事が起こる。


「だったら斗馬さんと友達になればいいじゃないですか?

 斗馬さんなら不老不死だから先に死ぬ事はないですよ。」


葵さんから衝撃の事実を聞く事になるのであった。


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