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抗議
「の、乗っていいのか?」
アリアが目を輝かせて喜んでいる。
すると今まで静かに見守っていたエルフ達が騒ぎだす。
「アリア様!
そのような怪しい物に乗り込んではいけません!
御身に何かあれば困ります!!」
エルフ達が抗議の声をあげる。
よし!
このままアリアを止めてくれ。
そして俺を帰らせてくれ!
エルフ達の抗議に目を輝かせていたアリアの表情が変わる。
あっ、アレは怒ってるぞ。
おいおいエルフ達、気が付かないの?
あんた達の大事なアリアが怒りだしたよ。
そろそろ止めないと。
そのうちエルフ達が俺に文句を言い出す。
「早くよそ者はでて行け!
この下等な人間風情が!!」
エルフ達の敵意が溢れ出す。
コレはヤバイかも。
ソフィアさんが俺の前に出てくる。
有事に備えて剣に手を添えているのがわかる。
エルフ達が俺に襲い掛かる寸前にそれは起きた。
「この馬鹿者共が!!
恥を知れ!!」
アリアの叫び声が響き渡るのである。