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謝罪


「さて、そろそろ本題に戻そう。

 トウマはこの村に何用だ?

 エルフを狩にきたのか?

 それとも皆殺しにきたのか?」


アリアが急に真面目な顔をして物騒な事を言ってくる。


「はぁ?何で狩や皆殺しに来るんだよ。

 俺は手紙を届けに来ただけだよ。」


アリアに正直にこの村に来た理由を伝える。


「手紙?

 なんじゃそれだけか?

 つまらんのぉ‥。

 それにしては結界はぶち破るわ、木々を打ち倒すわでとても手紙を届けに来たとは思わなんだ。」


アリアがつまらなさそうな表情になる。


「結界?」


何それ?


「葵さん、何か結界を破ったとか言いがかりを言われてるけど‥。

 何か覚えない?」


アリアの言っている事が分からないのですぐに葵さんに尋ねる。


「結界?

 あ〜何かありましたね。

 この女神の使徒である斗馬さんの行手を遮る不届きな物だったのでぶち破ってやりましたよ。」


葵さんが得意げに話す。


いやいやいや、大事な結界とか破ったらダメでしょ!

そりゃーエルフさん達怒るよね。


とにかく謝ろう。


「あのぉ‥

 手違いで結界を破ってしまったようで‥。

 大変遺憾に思います。」


アリアさんに深々と頭を下げる。


「ん?

 いかん?

 よぉ分からん言葉だな。

 まぁ、破ってしまったのなら仕方がない。

 破瓜と一緒でいつか破れるものだからのぉ。」


あっ、コイツ親父ギャグを言いやがった。


言った本人は笑っているが、俺やソフィアさんに白けた空気が流れるのであった。

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