表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/624

そしてあのイベント


 斗馬は早く運転したいので、慌てて運転席に座る。バスの計器は基本的には普段運転していたバスと同じであった。一つのモニターに表示されているのは、バスの四方向の映像である。もう一つのモニターには周囲の地図が表示されていた。


 とりあえず街を目指そうと思うので、地図を広域に切り替えて街を探す。

現在地から少し離れたところに道らしきものがあった。そこを辿っていくとカタカナ表記で『ホセ』という名前の街を見つけたので目的地設定にする。


「葵さん、表記はカタカナになってるけど、街の人と会話出来るの?」


「そのあたりは大丈夫ですよ。脳内で日本語に変換するように頭をいじってますので。」


葵さんがトンデモ発言をしている。

脳をいじってるの!?

コワ!


「言葉が通じないと不便ですからね…。」


方法は別にしても言葉が通じる事は助かる。身振り手振りでは厳しいし、異世界なので言葉が通じない事で殺される恐れもあるからね。


誰のおかげかは分からないがとりあえず女神様に感謝をしながら、アクセルを踏み出すのであった。


「あっ、ちょっと待って下さい!1キロぐらい離れた場所で馬車が盗賊に襲われています!襲われている方が劣勢なようです!」


ようです!っで報告終わったよ‥。


これって助けに行かないと不味いよ。


「斗馬さん、助けに行きますか?行きませんか?」


葵さんの言葉に圧を感じる‥。


「ちなみに助けに行くと、バスのことが公になって色々な事件に巻き込まれますよ!たぶん。」


多分って言ったよ!!


「あと、助けないと乗っている高貴な方は散々な目に遭います。それはもう生きているのが辛いぐらいな目には‥。いっそ殺してくれって思うぐらいに‥。」


「どうしますか?」


「イヤ、助けるよ!そんな目に遭うのは可哀想だよ!」


「そうですよね、さすが斗馬さん!!ではすぐに向かいましょう!行き先は変更してますのでナビに従って下さいね。」


俺は助けに向かうのであった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ