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お風呂上がり
お風呂からあがった女性陣が応接室に集まっていた。
「大変素晴らしいお風呂でした。」
お風呂からあがって終始ニコニコ顔のパーラが口を開いた。
「それは良かったです。」
とりあえず話を合わせる事にする。
「ボディソープで洗ったら身体がツヤツヤになりました。シャンプー、リンスを使ったら私の髪がこんなになりました。」
パーラが某CMのように髪をかき上げてサラサラ感をアピールする。
「香りも油をつけなくても良くて最高です!」
いや、そんなにアピールしなくても匂いは届いてますよ。(心の声)
その後、まだ皆んなに出してなかったフルーツ牛乳を出してみると、これがかなり高評価だった。
騎士のメンツは4本ぐらい飲んでいた。
後でお腹壊さなければいいけど‥。
俺を含めた皆んなが笑顔になって、このまま大円団って事にはならなかった。
「で、何が狙いなの?」
急に真顔になったパーラが口を開いた。
いきなりの展開に緊張感がはしるオレとルナ。
この中で一番冷静なサラが応対する。
「理解が早くて助かります。」
サラがニコリと笑って答えるのを見て、やはり王族は自分とは違うのだと実感するのであった。