相談4
世間知らずな所もある最高神に、まさか
頭が固いなどと言われるとは‥。サブ最高神は地味にショックを受けていた。
「あ、アナタに頭が固いなどと言われるとは‥
それでは頭の固い私から一言。
あまりルールを変えて暗躍し過ぎると‥
斗馬さんに嫌われますよ。」
誰かが止めないといけないので、心を鬼にして忠告する。
『‥‥‥‥
嘘だ。
と、斗馬が私を嫌うわけない!
あっ、私を騙そうとしてます?』
明らかに最高神は動揺していた。
「騙す?
サブである私が?
それがあり得ない事だと、アナタが一番知っているでしょ。」
さらに追い打ちをかける。
『この私が嫌われる‥
最高神である私が‥』
感情を表に出さない最高神がかなり動揺をみせる。
ただ、あまり追い込むと何をしでかすかわからないので、このタイミングで助け舟をだす。
「大丈夫です。
まだアナタは斗馬さんに嫌われていません。
まだ間に合います。」
最高神はサブ最高神の言葉を真剣にきく。
「ここまでの事はやってしまったので仕方がありません。
あっ、変に刻を戻すのは駄目ですよ!
今後気をつければいいのです。」
サブ最高神の言葉に最高神はほっとする。
『わかった。
むやみやたらに干渉するのは止める。』
最高神から言質をとれた。
「では、天界に戻って来て下さい。」
ここまではいい流れだった‥
『はぁ?
それはないよ。
確かに干渉はしないと決めたけど、それとこれとは違うから。
私はずっと斗馬の側にいるから。』
最高神を天界に戻す事に失敗し、サブ最高神は崩れ落ちたのであった。




