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気のせい?

ボキボキボキッ


 鍛治神様と握手した瞬間、今まで聞いたこともない音が響き渡る。


「‥‥痛っ!」


 突然過ぎて悲鳴を上げるのが遅れてしまう。


 咄嗟に握手の状態から手を引き抜いて、我手を観察する。


 ????


 あれ?

 アレだけの音をさせたのに手は見た目は特に異常はなかった。

 とりあえずグーパーして動きを確認する。


 ????

 動きはスムーズだし、痛みも全然なかった。

 う〜ん、気のせいだったかなぁ。

 そんな事を考えながら鍛治神さんを見ると‥。


 何故か鍛治神さんが土下座していた。



*    *    *    *


斗馬の手が鍛治神に砕かれた瞬間、刻は止まっていた。


「ん?」


 鍛治神がその違和感に気がつく。


「おい!」


 鍛治神が斗馬に話し掛けるが、まったく反応を見せなかった。


「これは刻が止まっている‥。

 こんな事が出来る奴は‥

 まさか‥」


 鍛治神がその相手を考えて血の気が引いてしまう。


『そのまさかです。』


 鍛治神の前に最高神が姿を現す。


「ちょっ、何で最高神様が下界に?

 駄目ですよ、最高神とも有ろうお方が下界に出たら。」


 何故か鍛治神が最高神を注意する。


『勝手に下界に降りた、貴女には言われたくないですね。

 そもそも私が下界に降りて何が悪いの?

 私は最高神。

 誰にも私の行動を邪魔されたくないわ!』


 最高神は腰に手を当てて、まるで宣言するかのように力強く叫んだ。


「え?

 最高神様ってこんな性格だった???

 ちょっとイカれてない?」


 今まで崇拝してきた最高神とは全く違う性格に戸惑う鍛治神であった。

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