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挨拶

 謎のピタ止めの事を悩んでいると、コチラに向かってくる足音が聞こえてくる。


「おっ、やっと来たか!」


 ドカドカ足音をさせながら近づいてくる者の声に聞き覚えはなかった。


「よっ、元気になったか?」


バシッ


 いきなり知らない女性から肩を叩かれる。


「痛っ!」


 あまりの痛みに叫び声をあげてしまう。


「これぐらいが痛いわけないだろ?

 ハハハハハ

 冗談上手いな。」


バシッ

バシッ


 知らない女性は笑いながら何度も肩を叩いてくる。


「クッ。」


 何か手加減しているようなので下手に痛いとは言えず、何とか耐えてみせる。


 その後、知らない女性の手が止まったので話しかける事にする。


「あの‥

 失礼ですが、どなたでしょうか?」


 知らない女性の身体から漏れ出るオーラを感じて、只者ではないと感じていた。


「はぁ?どなただと???」


ギロッ


 知らない女性が睨みつけてくる。


「す、すいません。」


 知らない女性の機嫌を損ねたようなので、即座に謝っておく。


「かぁ〜、俺を知らない者がいるとは‥

 ちょっとショックだな‥

 まぁ、知らないなら名乗るけど‥

 俺は鍛治神だ。

 宜しくな!」


 俺が名前を知らないとわかるとショックを受けたようだが何とか気持ちを立て直してくれ、笑顔で握手を求めてきた。


「か、鍛治神様ですか!?

 大変失礼しました。

 私は伊集院 斗馬といいます。

 宜しくお願いします。」


 まずは頭を下げると、鍛治神様の手を握る。


ボキボキボキッ


 鍛治神様の手を握った瞬間、今まで聞いたこともないような音と共に手が砕けるのであった。

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