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擦り合い

<女神side>


「クソがっ!」


 女神は上位神と会った後、荒れに荒れていた。


「絶対に殺す!

 殺す!殺す!殺す!殺してやる!」


 清楚で可憐な女神が絶対に口にしてはいけないキーワードを連呼する。


「女神様、落ち着いて下さい!

 怒られる気持ちはわかりますが、斗馬さんは無事だったのですからそこまで怒られなくても‥。」


 昔馴染みの天使が何とか女神を落ち着かせようと試みるが‥。


「はぁ?

 無事なのはわかってるわよ!

 それより、斗馬を囮にしたのが気に食わないの!

 絶対に許せない!」


 女神が歯をギリギリ鳴らせて怒るのであった。



<上位神side>


「あそこまで怒るとは‥」


「予想外であったな。」


「誰がこの作戦を思いついたのだ?

 我は知らんぞ!」


「おい、皆で賛成したではないか?

 いまさらそれを言うか?」


 女神の神気が上位神達を超えた事で混乱していた。


「どうするの?

 誰が責任を取るのだ?」


 上位神達は誰も女神に謝るのを嫌がっていた。


「上位神が女神如きに頭を下げられるか!!

 我は頭など下げんぞ!」


「我も嫌じゃ!」


「我も!」


 女神に謝らない事だけが先に決まってしまう。


「だが、どうにか女神の怒りをおさめぬと‥

 何か褒美をとらせるか‥」


「女神が何を望むか‥」


 上位神が悩む中、天使が飛び込んでくる。


「上位神様!

 お話の途中で申し訳ございません。

 緊急事態です!」


 ここ数百年、緊急事態など起こっていなかったので上位神にも緊張が張り詰めるのであった。

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