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襲撃

 パトラ王女達との話し合いの中、車内に響き渡る警告音に皆が緊張を強めていた。


「異常事態のようです。」


 冷静な口ぶりの葵さんだが、同僚であるNo.9にはかなり緊迫している状況だとわかっていた。


 女神様に頂いた、このバス。

 どんな攻撃にもびくともしない防御力を待っている。

 生半可な攻撃で警告音がなるはずがなかった。


「申し訳ありませんが、私は少し席を離れますね。」


 パトラと宰相に軽く頭を下げると葵さんは早足で運転席に向かってしまう。


 No.9も一緒に運転席に向かいたかったが、パトラ達をそのままにするわけにはいかない。


「少し休憩しましょう。」


 No.9がパトラと宰相に笑顔を向ける。


「いえ、あまり時間がないので‥」


 宰相が休憩を断ろうとするが‥


「休憩にしますね。」


 No.9の2度めの言葉には、断ることを決して許さない圧が込められていた。


「「はい‥」」


 あまりの迫力にパトラ王女と宰相は小さく返事することしか出来ないでいた。


 ・

 ・

 ・


 何が起こってるの!


 葵さんは応接室から早歩きで退室すると、今度は全力疾走で運転席に向かっていた。


 葵さが運転席に座ると、画面に警告メッセージが何個も表示されていた。


「Unknown 接近!」


「auto迎撃モード起動!」


「結界展開!」


「対人間用攻撃開始!」


「効果なし。」


「Unknown 攻撃!」


「結界消失!」


 画面に表示されているメッセージを見て、葵が顔を青くするのであった。

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