表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
563/628

黒幕

<女神side>


『もう、わかった!

 本当の事を話すから‥』


 女神の粘りに上位神の心が折れてしまう。


『お主を今下界に降ろせないのは、今回の黒幕をあぶり出す必要があるからだ。』


「黒幕?」


 上位神の話に女神が首を傾げる。


『今回の事件は帝国王子の暴走だけが原因ではない。

 裏で王子を操った者が存在する。』


「そんな奴がいるなら、天界から罰を与えてください!」


 女神の言葉に上位神が黙ってしまう。


「何か不都合でも?」


 上位神の反応に女神が不審に思う。


『これは最重要機密なのだが‥』


 上位神の緊張した声色に場の空気がピリピリする。


『天界から無断で下界に降りた神の可能性があるのだ‥』


「‥‥‥はぁ?」


 上位神の説明に女神がキレる。


「神に原因があるのなら、それは天界の問題では?

 はぁ?

 あり得ない!!

 何故、そんな事になったのですか?

 はぁ?

 どんなセキュリティですか?

 SECO◯入ってます?

 誰の責任ですか?

 責任者出てこいや!」


 女神の怒りは止まらない。


「斗馬を危険に晒しましたね?

 いくら上位神でも許さない!」


 女神が本気で怒る。


 女神の身体から神気が漏れだす。

 その量は上位神に匹敵するほどである。


『すまない。』


 上位神が素直に謝罪する。


「絶対に許さない!

 今すぐ斗馬の元に向かいます!

 止めないで‥

 ‥‥先程、黒幕をあぶり出すと言いましたね?

 まさか、斗馬を囮にする気ではないですよね?」


 女神の神気が上位神を上回るのであった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ