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劣勢

 パトラの兄が力任せに斧を振りまわす。 

 女神の盾でそれを受け止めていたが異常な力で叩かれる為、やむなく剣を捨て両手で盾を持つ事態に陥っていた。


「ほら、どうした!

 パトラを助けにきたのではないのか?

 お前を殺したら、すぐにパトラに跡を追わせてやるぞ。」


 優位に立ったことがわかるとパトラの兄はニヤニヤ笑いだす。


 女神の盾は全ての攻撃を防いでいるが、振動は斗馬に伝わっている。

 いくら女神装備で固めても体力で劣る斗馬はどんどん追い詰められていく。


「お兄ちゃん!」


 そんな劣勢の時にミーが駆けつけてくれる。


 ミーの必殺の蹴りがパトラの兄を襲う。


「うさぎ風情が!」


 ミーは斗馬の危機を見て冷静でいられず、考えなしにパトラの兄の頭を狙ってしまった。パトラの兄はミーの蹴りが接触する場所にあらかじめ斧の刃を向けカウンターを狙う。


「う゛ぅ」


 ミーが斧の刃を蹴ってしまい、足を負傷する。さらに着地に失敗したミーが倒れ込む。


 もちろん、その隙を見逃すわけもなくパトラの兄がミーの頭を斧で殴る。


ガキッン


 寸前のところで斗馬が女神の盾でそれを防ぐが、咄嗟のことでバランスを崩して倒れ込むのであった。


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