表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
532/628

 屋台のおばあちゃんが噂を話しだす。


「私が聴いた話だと‥

 帝国が神様の使徒にちょっかいをかけたらしくて、それが原因で罰が当たったらしい。」


 なるほど‥

 って、神様の使徒って俺の事??

 使徒が噂になってて驚く。


「ちなみに罰ってどんなの?」


 何も葵さん達からも何も聞かされていないので尋ねてみる。


「それが、帝国内の神像が血の涙を流したり‥

 赤ん坊の夜泣きが酷くなったり‥

 洗濯物が乾きにくくなったり‥

 道具屋の夫婦が離婚したり‥

 国境の壁が砂にかわったり‥

 もう数えきれない程起きてるみたい。」


 何だろう、絶対罰とは関係ないものがありそうな気がする。

 特に道具屋の離婚は罰ではないような‥。


 とにかく後で葵さんに聞いてみる事にする。


「今の話だと国境の壁はかなり問題ありますよね?」


 一番、罰らしいものを詳しく聞いてみる。


「そうなんだよ!

 国境の壁がなくなったりしたら、四方から攻められる。

 帝国は周りの国に恨まれてるから‥。」


 屋台のおばあちゃんの表情が暗くなる。


「帝国ってそんなに恨まれてるの?」


 帝国の事を良く知らないので聞いてみる。


「今の王様はそこまでないけど、前王様が‥。

 獣王の国やエルフの国を裏切って領土を奪ったりしてるんだよ。」


 あちゃ〜、それは恨まれるよね。


「しかも虐殺やら奴隷狩りとか、それは酷いことをしてたらしいよ‥。」


 帝国が恨まれるのは当然だと思った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ