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挨拶

 馬車の中に案内されると、女性が3人座っていた。

 中央の女性はそこまで派手ではないが気品というか確実に一般人ではないオーラを発している。

 左右の女性騎士も鎧こそ付けていないが動きやすそうでいて気品のある格好をしていた。


 俺が椅子に座ると車内に緊張感が増してくる。

 さて、こちらから話しかけるべきか悩ましいところだ。


 えーい、あたって砕けろだ。


「はじめまして。

 女神様の使徒を仰せつかっております、斗馬と申します。

 以後お見知りおきを。」


 俺は丁寧に挨拶をしてから頭を下げる。


 俺の挨拶を受けて車内の緊張感が少し弱くなったように感じる。


「はじめして、使徒様。

 わたくし、ラルジェ帝国第一王女のパトラと申します。

 私こそ、宜しくお願いします。」


 パトラ王女が微笑みながら挨拶してくる。


 って、第一王女だと!!

 え?

 何でそんな偉い人がこんな所にいるんだ!

 俺の脳内はパニックに陥る。


「フフフ

 第一王女の私が何故こんな場所にって思っていますね?

 使徒様は顔に出やすくて面白いですね。」


 パトラ王女がツボにハマったのか笑いだす。


「「王女。」」


 笑いだすパトラ王女に左右の女性騎士が同時に注意する。


 注意されたパトラ王女は一瞬目を閉じるとまた真剣な表情に戻る。


「ちなみに今、私を注意した騎士がリアとレアですので‥。

 こっちの赤髪がリアで青髪がレアです。」


 パトラ王女に紹介されて女性騎士が交互に頭を下げて挨拶してくる。


 とりあえず挨拶は普通に終わった。

 さぁ、ここからが本番だ。

 俺は心の中で気合いを入れるのであった。

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