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密談2
「脱落者は居ないようなので話を進めます。」
サラの言葉に全員が頷く。
「私の最大の目的は『女性の地位向上』です!」
サラがテーブルをドンと叩きながら凛とした声で宣言する。
一瞬、シーーーーンとなったがその後、全員から拍手がおこる。
その後拍手が収まると、宰相の娘のリリスが口を開く。
「サラ様、質問しても宜しいでしょうか?」
「サラでいいわ。他の人も今後はお互い、呼び捨てで呼ぶように。私達は全員がトウマ様の妻ですから上も下もないから。それと質問は何?」
「それでは、サラ。『女性の地位向上』は是が非でもやりたいけど‥。悔しいけど、この男性社会ではまず無理じゃない?」
リリスが悔しそうな表情で呟く。
「確かに難しいと思うけど希望がないワケじゃないわ。」
サラは真剣な表情でその方法を語り出すのであった。