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豪運
俺って運にも見放されているのか‥。
(実際は運ではなかったけど。)
本来はアリア達と魔女っ子達を仲良くさせるのが目的だったが、何だかんだで良い感じになってきている。
ただ、俺の心のHPは残りわずかだが‥。
俺は運勝負にも負け、崩れ落ちていた。
「大丈夫?」
崩れ落ちた俺にミーが駆け寄ってくれる。
優しいなぁミーは。
「別に勝負に負けてもお兄さんはお兄さんだよ。
そんなにショックを受けないで。」
ミーが俺の頭を撫でてくれる。
あ〜癒される‥。
「大丈夫!
お前は誰よりも優しい。
皆それに惹かれているから‥。」
アリアも頭を撫で始める。
二人に慰められ、心のHPが回復する。
「まぁ、なんだ‥
これだけ慕ってくれる女がいるなら、それだけで豪運じゃない?
クヨクヨするなよ。」
魔女っ子のロージーに慰められるのであった。




