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語り合おう2
アリアとミーが魔女っ子三姉妹を敵視している事から場の雰囲気は最悪に。
格納庫の中には静かな時間が訪れる。
格納庫が広い分、ポツンと無言で机で向かい合うのが寂しく感じていた。
さすがにこのままではまずい。
俺は地獄のような沈黙を破るのであった。
「こ、これからは一緒に旅する仲間だよ。
ほら、握手でもする?」
握手は悪手だよなぁ‥わかってはいるが勢いで口にしてしまった。
ビビってる魔女っ子三姉妹は俺の言葉を聞いて握手する為、恐る恐る手を差し出す。
ペチッ
ペチッ
アリアとミーが差し出された魔女っ子三姉妹の手を払ってしまう。
うん、最悪だよ。
魔女っ子三姉妹が泣きそうな顔で俺の方を見てくる。
ごめんよ、これは俺が悪い。
あ〜どうしたらいいんだ‥。
よく考えろ。
ほら、高校生の時を思いだせ!
仲間の悪い人同士を仲良くさせるには‥。
うん、お互い近づかないのが最善だよね。




