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どうぞ

 冒険者ギルド内に生えた立派な木に魔女っ子三姉妹が磔にされていた。


ゴクッ


「ビックリするぐらい色気がない‥。」


思わず本音がポロリとでてしまう。


「おい!

受付嬢の癖に生意気だぞ!」

「後で殺す!」

「わ、私はありますぅ!」


私の本音が聞こえてしまったのか魔女っ子三姉妹が騒ぎだす。


よし、絶対に助けてあげない。

どうも最近受付嬢を下に見る人が増えているように感じた。

ロージーの放った『受付嬢の癖に』と言う言葉がそれを物語っている。


「おい!

早く助けろ!!」


ロージーが煩いが無視すると私は冒険者ギルドに木を生やしたであろう者の元に向かう。


「トウマ!」


エルフの女性が激しくトウマさんにキスをしている。


いや、もう押し倒す勢いだ。


ゴクッ


あまりのラブラブな雰囲気に思わず生唾を飲む。


どうしよう‥。


このまま放置しておけば、きっとおっ始めるはずだ。


未経験の私にはとても興味がある。


う〜ん、でも冒険者ギルド内だからなぁ。

一応規約に冒険者ギルド内での性交渉は禁止されているからなぁ‥。


見たい!

けど規則が‥。


あ〜どうしよう。


あっ、エルフがトウマさんの上半身を裸にしてしまう。


ヤバイ、マジで始まりそうだ。


「おい!

そんなの見てないで助けろよ!」

「お願い、助けて!」

「お金あげるから助けて!」


魔女っ子三姉妹が助けてと懇願してくる。


「ちょっと煩いですよ!

今良いところなんですから!

いいから黙ってろ!!」


私は思わず大声をあげてしまう。


「あっ!」


ここで私は重大なミスに気がつく。


私の大声でエルフがコチラに気がついてしまった。


もう私のバカ!!


完全に動きを止めたエルフに私は一言伝える。


「どうぞ気にせず続けて下さい。」


ニッコリ微笑み警戒されないよう心掛ける。


「いまさら続けれるかぁ!」


エルフに怒られてしまうのであった。

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