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援軍


 ロージーの攻撃を防いでくれた人物がいた。

ギュッと抱きしめられる胸が顔に押しつけられ、相手が女性だとわかる。


さらに彼女特有の香りが‥。まるで森の中にいるような香りだ。


「アリア!」


感極まって思わず名前を叫んでしまう。


「どうした?

 そんなに震えて。」


震えている自覚がなかったがアリアに抱きついて安心したのだろう。ちょっと恥ずかしく感じた。


「誰やお前!」


感動の再会を邪魔する者が現れる。

ロージーだ。


「そいつを渡せ!」


ロージーがアリアに詰め寄る。


「アリア、俺から離れて!」


アリアに危害が加えられると思い、離れようとする。


ガシッ


アリアから離れようとする俺を、さらに強い力で抱きしめてくる。


「大丈夫だ。

 任せてくれ。」


アリアが耳元で優しく語りかけてくる。


アリアの穏やかの声を聞くだけで心が癒される。


「お姉ちゃん!」


最悪な事にデイジーが追いついてしまう。


これで1対2になってしまう。

数的にアリアが不利だ。


何とかこの場を逃げ出せれば俺は思っていたが、アリアはそうは思っていなかった。


アリアの身体から殺気が迸る。


「我が夫を虐めたのはお主らか?

 何や穢れた呪いにかかっておるが‥。

 まぁ、そんな事はどうでもよい。

 我がお主らに罰を与えてやる!

 たかが不死如きで調子にのるなよ!」


アリアの口から聞いた事がないような冷たい声がもれるのであった。

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