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暴露合戦2


「私をキレさせたんだ。

 覚悟は出来てるんだろうね?」


ロージーが腕の骨を鳴らす。


小学生のような見た目の子が骨を鳴らす光景を目にするとは‥。


「覚悟だ?

 もちろんあるよ!

 下剋上してやんよ!

 それよりお姉様、語尾に『のだ』がついてませんよ。

 大事に守ってきたキャラが壊れてますよ。」


デイジーが指をくいくい動かしロージーを挑発する。


「あぁ?

 キャラ?

 そんなのどうでもいいよ。

 それよりこの後の事でも心配しな。

 ボッコボッコにしてやるから!」


ロージーの目が釣り上がる。


あの目はあかんやつや。

俺はこの後、血の雨が流れる事を確信する。


激昂する二人を尻目に冷静なエルジー。


俺の隣にくるとぼそりと語りだす。


「二人とも馬鹿ですぅ。

 私は二人が戦った後で、消耗したところを‥。」


エルジーは漁夫の利を狙うつもりだ。


「クックックッ

 脳筋は扱いやすくて助かるぅ。」


エルジーの呟きは止まらない。その表情には邪悪な笑みが見える。


その後、ロージーとデイジーの魔法での戦闘が始まるがなかなか決着を見せない。

ロージーは業を煮やしたのか、接近戦に持ち込むと何故か殴り合いを始める。


「あ〜あ〜

 魔法使いが接近戦って‥

 プップップッ」


遠巻きで見ていたエルジーが2人を馬鹿にする。


殴り合う二人は決定打に欠けるのかギリギリで耐えしのぐ。


「そろそろかな。」


途中から座っていたエルジーが立ち上がると何かの準備を始める。


「並列処理で‥

 罠を‥

 毒を‥

 あと痺れるさせ‥

 空気を‥

 あっ、どうせなら水責めを‥

 四重の罠を‥」


エルジーの口からは物騒な内容がもれるのであった。


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