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取り調べ7
デイジーは俺の裸を観察すると、もう興味がなくなったのか別の事をやり始める。
俺はそそくさと服を着る。何だろうのこの虚しさは‥。
服を着終わるとロージーが目の前に近づいてくる。
「最後は私の番なのだ。」
ニッコリ笑いつつも服の袖を掴まれてしまう。
いや、逃げないって。
「それでは、とりあえず腕をまくってなのだ。」
ロージーが指示させる。
腕?
何だろう?
疑問に思いつつも服をまくって腕をだす。
プスッ
いきなりぶっとい注射針のような物を腕にさされる。
え?消毒は?
ちょっと太くない?
現代の病院のような動脈の確認などがなく、いきなり刺してきた。
ちょっと怖いんですけど。
不安に思いながら腕に刺さった針のつながっている管を観察する。
針から伸びた管は‥‥
ロージーの口元に伸びていた。
いや、ストローみたいに吸ってるって!!
ロージーはあろうことか俺の血を飲んでいた。
それはもう、チュウチュウ音を立てて。
「何をしてるんですか!!」
思わず大声で怒るのであった。




