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取り調べ2


 魔女っ子三姉妹から人間なのか?と質問されてしまう。


「いやいやいや、紛うことなく人間ですよ!!

 何をもって人間じゃないって疑ってますか?」


思わず声が大きくなる。それぐらい人間じゃないと疑われてショックだったのだ。


魔女っ子三姉妹が視線を合わせてから俺を凝視してくる。


「な、何ですか?」


魔女っ子三姉妹に凝視され、まるで裸を見られているかのような恥ずかしさをおぼえてしまう。


「魔力の流れが変なの。

 私達は生物の体内に流れる魔力が見えるのよ。

 いろいろな生物をいっぱい調べてきたから自信あるわ。

 その私達が初めて見る流れをしているのよ。正直、あり得ない感じ。」


デイジーが少し興奮した様子で語ってくる。


「至って普通の人間なんだけどなぁ‥。」


全く身に覚えがなくて困惑する。


「あっ、1つ気になる事があるのよ。

 魔力の流れが綺麗過ぎるの。

 普通はちょっとは湾曲したりするのよ。

 それが貴方は綺麗な直線なの‥。

 綺麗すぎて、何か人工的なものを感じるのよ。

 ねぇ、何か見に覚えない?

 何かの組織や研究機関に誘拐されて身体をいじられたとか?」


誘拐?いじられる?

何か物騒なことを言ってくるデイジー。


「誘拐とか身体をいじられるとかあるわけ‥。」


ここである事を思いだす。


『臓器移植の時にちょっとだけ身体をいじってます。』的な事を葵さんに後から言われたような‥。


「ん?

 どうしたのよ?

 急に黙り込んで‥。

 何か思いだしたの?」


デイジーがグイグイくる。


俺が迷惑そうにしているとロージーが口を開く。


「この子、珍しい事が好きだから。

 本人が納得しない限り追求は終わらないから‥。」


何それ、コワ!


「何?

 どうしたの?」


追求をやめないデイジーを見て、どうやって納得させようかと頭を悩ませるのであった。

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