魔女の森へ
俺は依頼の為、物資を受け取るとそれをバスに乗せ目的地の魔女の森を目指す。
久々バスに乗れてご機嫌になるはずだったのに魔女三姉妹がの事が怖く、かなりテンションは下がっていた。
さらにシキさんとは冒険者ギルドで別れる事になってしまった。
「私は姫の護衛があるので失礼します。」
キリッとした表情でそれだけを伝えるとシキさんはいなくなってしまった。
正直、寂しいと思ってしまう。
その後、気を取り直して目的地の魔女の森を目指した。
魔女の森は王都からバスで3時間ぐらいの距離にあり、道中何もなければお手軽なドライブコースであった。
で、道中何も無いわけもなく3回ほど強盗に襲われてしまうが、もちろんバスのお陰でかすり傷一つも負うことはなかった。
それにしても異世界に来てから何回強盗に襲われた事か‥。
世知辛い世の中だなぁとしみじみ思わされるのであった。
魔女side
「ねぇ、何か近づいてるよ。」
「どうせ冒険者が物資でも持ってきたのじゃない。」
「それが馬車よりも早くて、かなり大きいかも。
これは‥
まるでモンスターみたい。」
「う〜ん。
私の索敵にはモンスターの反応はないわ。
妙ね‥。」
「念の為、全員で迎えるわよ。」
「「は〜い!」」
魔女三姉妹が動きだす。




