異世界でバスの運転手やってます。

影響

「これで最後だ！！」

俺は最後のCopyを終わらせると長かった城壁の修理が終わるのであった。

「うぉーーーー！

　１０日間で終わらせたぞ！！」

歓喜の雄叫びを上げる！！

俺の喜ぶ姿を見て嫁達が拍手で祝ってくれる。

それ自体嬉しいのだが、その事よりも嫁達の格好が気になってしまう。

葵さん達も含めて全員がセーラー服を着ている。

何故にセーラー服なんだ？？

正直、意味がわからない。

しかもアリアに関してはウサ耳みたいな赤い大きなリボンをつけている。

ん？

何処かで見た事があるような。

金髪に大きなリボン。

白いセーラー服だが、縁などがピンクだ。

あれだとまるで漫画から出てきたキャラみたいな‥。

ん？

俺はNo.９さんを手招きして呼び出す。

「No.９さん、ちょっとお聞きしたい事が‥。」

するとNo.９さんが表情を一変させる。

「私はNo.９ではありません。

　和（のどか）とお呼び下さい！」

誰が和だよ。

圧倒的に胸がたりたないよね？

あっ、なるほど‥。

和でピンクのウサ耳リボン。

皆んながセーラー服‥。

「あの漫画の影響か！」

俺はNo.９さんに詰め寄る。

「いやぁ〜

　アリアさん達が麻雀の勉強したと言いだしたので面倒なので漫画を渡したのですが‥。

　まさか、あそこまでハマるとは‥。

　文化の耐性がない人はハマると怖いですよね。」

No.９さんが他人事のように語りだす。

いや、アンタも和の格好してるよね？

そんなNo.９さんに呆れるのであった。

ちなみにこの影響は思ったより長く続くのであった。