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女神様にお願い2
No.9さんからもたらされた情報に絶望する俺。
「1年もかかるの!?」
それが本当なら最悪だ。
そんなに外壁の修理に時間をかけると、モンスターの襲撃に対応出来ないかもしれない。
それに1番の問題は‥
「バスが運転出来ないじゃん!!!」
俺の人生の楽しみが‥。
しかし!
だからと言って修復を投げ出すわけにはいかないし‥
これは本格的に困ったぞ。
人が悩んでいる中、嫁達の楽しそうな声が聞こえてくる。
良いなぁ、俺も加わりたい‥。
そんな俺に葵さんの姿が目に入る。
「葵さん、楽しそうだなぁ‥。」
そこである事に気がつく。
「そうだ!
女神様にお願いしよう!」
葵さんを見て上司である女神様の事を思いだすのであった。
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「もしもし、斗馬ですが聞こえてますか?」
腕時計に話しかける。
「もちろん聞こえてるわよ!」
いきなり背後から声が聞こえてくる。
あまりのレスポンスの良さにかなり驚くのであった。




