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暴露


フレスコside


 気持ちの強さが原因かもしれないが、フェリス王女の身体の制御を母親であるフレスコが握っていた。


そして夫である王を目指して一目散に走りだす。


私が死ぬ前から私の妹と浮気をしていたあの男‥。


シキから吐かせたが私が死んでから妹と結婚し、愛人も作りたい放題になったとか。

あまつさえ私の墓参りにはまったく顔を出さないとか‥。


哀しみと怒りでどうにかなりそうだ。


はやる気持ちを抑えながら王に近づく。


「おはよう!

 フェリス。

 今日も一段と可愛いなぁ。」


王が頭を撫でてくる。


!!!!


私にはそんな事言ってくれた事ないのに‥。


思わず拳に力を込めてしまう。


我慢我慢だ。


「それより、昨晩はどうだったのだ?

 ちゃんの使徒様を落とせたのか?」


父親が娘に下品な事を尋ねてくる。


うわぁ、キモ。

親子でもありえん!


気持ち悪さに鳥肌が立つ。


「クズが。」

「お父様!!」


終始母親を見守っていた2人も気持ち悪かったようだ。


「はい、とても良い一夜になりました。

 フエルテとの初夜に比べたら、こっちのが1000倍気持ち良かったですから。」


いきなり名前で呼ばれて王が目を見開いて驚く。


「童貞なのが恥ずかしくて、娼館に通ってましたよね?

 すぐに病気をうつされて大変でしたよね?

 しかも変なテクニックを習ったせいで最悪な初夜になりましたよね?

 あっ、あの時は入れる前に果ててしまいましたっけ?

 まさか貴方の名誉を守るために自分で破瓜する事になるとは‥。

 今では笑い話になりますがね。」


王がずっと秘密にしていた事を最愛の娘に暴露され、王は膝から崩れ落ちるのであった。

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