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鷲掴み


フェリス王女の親子喧嘩が続いていた。


「ここは親子水入らずにしておこう。」


俺はそう言うと部屋を後にしようと‥


ガシッ


サバルさんに頭を鷲掴みにされる。


「何処に行くつもりですか?」


「いや‥

 感動の再会を邪魔するのは‥」


ギリギリ


頭を掴む手が強くなる。


「痛い痛い痛い!」


あまりの痛みに泣き言を言いながら手を外そうと試みる。


「逃しませんよ!

 貴方の脇が甘いせいで、また女を増やして!!」


サバルさんは片手から両手に切り替えて、俺を逃さないようにする。


軋む頭蓋骨。


「反省しなさい!」


尚も手の力を強くする。


「ごめんなさい。」


その後も謝り続けて、何とか許してもらうのであった。


 ・

 ・

 ・


女性陣も落ち着いたので、やっと一息つけた。


「そう言えば、フェリス王女は?」


葵さんの指摘で室内にフェリス王女が居ない事に気がつく。


「トイレでしょ。」


王女に忖度なくストレートな物言いをするNo.9さん。


ブレないなぁと感心させられるのであった。

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