女神に相談
フレスコが旦那さんである国王の事を思い出して腹を立てている時に、自分の身体を使われた娘たちも怒っていた。
「母親とはいえ絶対に許さない!」
「私の純潔が‥」
「貴方が悪いのよ。
先に浮気するから。」
フェリス王女から負のオーラが立ち込めている。
「カオスだな。」
思わず感想がもれる。
「カオスの意味はわからないが、きっとこの様な状況の事なんだろう?」
横にいたアリアが俺の言葉を聞いて尋ねてきたので頷いて応える。
「とりあえず母親から娘に謝罪されないと。
どうにか出来ないか?」
アリア、葵さん、No.9さんの順に顔を見るが全員に首を横に振られてしまう。
「こうなると頼れるのはあの人しかいない。」
俺は葵さんにお願いして、あの人にアポを取ってもらう。
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「斗馬に呼ばれたから喜んで来たけど‥」
腕時計から聞こえる女神の声は不満気だ。
これはあまり良い傾向ではないな。
俺は心を鬼にする。
「え〜、女神様元気ないな〜。
僕は女神様の声が聞けて嬉しいなぁ。」
プッ
自分でも笑いたくなる程のキャラ変をしてしまった。
「え?
私の声が聞けて嬉しいの?」
女神様が簡単に釣れてしまった。
「もちろんですよ!
何なら毎日聞きたいぐらいですよ。」
さらに女神様を喜ばせる事を伝える。
「毎日!?
そ、それってプロポーズって事??」
あっ、やば。
言葉選びに失敗した。
すみません、前の話を間違って掲載してました。
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