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調査1


 女性陣の説教が終わるころにフェリス王女が目を覚ました。


最初は寝ぼけているのかぼーーとしていたが、俺以外の人物を見つけて狼狽えだしたのである。


「貴女達は誰なの?

 シキはいないの?」

「おはようございます。

 新しいメイドさんでしょうか?」

「おはよう。

 ちょっと何か飲み物を持ってきてくれる?」


あ〜ただでさえ面倒なのに母親が加わって3人の声が聞こえるよ。


アリア達にも3人の声が聞こえたようで、かなり驚いている。


話がややこしくなるので少しだけ黙ってもらうように説明する。


「質問に答えるので、まずは黙ってもらえますか?」


「何故、黙る必要が?」

「‥‥‥」

「わかったわ。」


おっ、内気な子と母親は黙ってくれるようだ。

問題は強気な方だよね。


「お互いの為だから、説明を聞いて欲しい。

 終わったらそちらの質問にも答えるから。

 問題なければ、頷いて欲しい。」


俺の説明を聞いて、フェリス王女が静かに頷いてくれた。


ほっ。


これで話が出来るよ。


「まずは確認なんだけど‥

 実はフェリス王女からは3人の女性の声が聞こえるんだけど、それはお互いにも聞こえてるの?」


俺の説明を聞いてフェリス王女が複雑な顔をするのであった。


「本気で言ってるの?」

「初耳です。」

「声は聞こえないけど、他の声がするのは知ってるわ。」


お互いには聞こえていなかったが、聞こえている事実を母親は認識していた。


あ〜これは厳しい戦いになりそうだ。


さぁ、どうやって説明しよう‥。


思わず黙り込んでしまうのであった。

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