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呪い


2時間の説教で何とか怒りをおさめてくれた女性陣であったが、今晩一人ずつ可愛がるのが条件になってしまった。


何気に葵さんとNo.9さんが加わっているのが解せなかったけど‥。


足が痺れてうまく動けない。

俺はまるで生まれたての子鹿のようにプルプルさせながら立ち上がるのであった。


「「プッ。」」


他のメンバーも笑ってはいたが、声に出してのはイスカさんとNo.9さんだった。


この二人には夜、復讐する事を誓った。


俺が何とか歩けるようになるとアリアが近づいてきて、足をさすってくれる。


そう!

アリアのこういうところが大好きだ。


思わず頬にキスをしてしまう。


アリアは照れながらも嬉しそうだった。


そんな笑顔のアリアが眠るフェリス王女を見ると表情をかえた。


「此奴は何者だ?」


アリアがかなり警戒している。


「何者って、この国王女様だよ。

 変わり者だけどね。」


散々弄られたので言葉を使って軽めに復讐しておく。


「王女!?

 それはまた‥」


アリアの顔がさらに険しくなる。


「何か問題でもあるの?」


アリアは高貴なハイエルフだ。


その経験豊富なアリアが警戒するぐらいだ。


嫌な予感しかしない。


「此奴には3人の魂を感じる。

 もちろん普通は人一人に一つの魂だ。

 それが不自然に三つも存在するとは‥。

 う〜ん、こんな者を見るのは初めてだ。

 正直、怖くてたまらない。

 どれだけの理を覆えしておるのか‥。

 これは呪いの類かもしれん。

 お前、こんな者と交わったのか?

 正気とは思えん‥。」


アリアにドン引きされてしまうのであった。

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