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責め


 フェリス王女の小さな冷たい手がどんどん下に移動していく。

それは明確な目標があるような動きだ。

ゆっくりゆっくり焦らすように動く手。


興奮しそうになる気持ちを首元に突きつけられたナイフの冷たさが、いっきに冷静にさせてくれる。


これはキツイ。


そうこうしていると、とうとうフェリス王女の手が止まる。


思わず生唾をのむ。


!!!!


嘘だろ!!

掴みやがった!!


いや、これはさすがにダメだろ。


!!!!


動かすだと‥


やばい、これは反応してしまう。


「おい、本気で斬り落とすぞ!」


アサシンメイドの声に怒気がこもる。


いや、無理ですって。


あまりの仕打ちに思わずフェリス王女に懇願する。


「もうやめて下さい。」


絶対に起きていると確信していた。


するとフェリス王女の身体が少しだけ小刻みに震えた。


それは一瞬のことだったので気のせいかと思うレベルだ。


「シキ、やめなさい!」


フェリス王女の声が響く。


フェリス王女の声を聞いてアサシンメイドが首元のナイフを離してくれる。


ふぅ〜これで地獄から生還できる。


その時はそう思ってしまた。


「貴女も加わりなさい!」


フェリス王女がアホな指示をアサシンメイドにするのであった。

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