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後始末32
あの状態だと国民への呪いは回避出来そうになかった。
まぁ、滅ぼされずに済んで良かったと思うようにしよう。
いつまでもこの事を引きずる時間はないので割り切る事にする。
「それで、大変申し上げにくいのですが城壁を修理する手段をお教え頂けないでしょうか?」
女神様に誠心誠意お願いしてみる。
「城壁の修理?
そんなの大工に頼めばいいでしょ?
大工はその為に存在しているのですから。」
女神様が何処かで聞いたド正論と同じ事を言ってくる。
「それでと、時間がかかり過ぎるのでモンスターに襲われる可能性が出てけるので‥
出来れば早めに修理出来るといいのですが‥」
女神様に食い下がる。
「モンスター?
襲われればいいんじゃない?」
ダメだ、女神様の怒りはおさまっていなかった。




