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後始末28


「ごめんなさい。」

葵さんが‥

「申し訳ございません。」

No.9さんが謝罪してくる。


二人が喧嘩を始めたのでさすがに我慢出来なくてキレてしまったのである。


「俺も少し言い過ぎた。

 ごめん。」


精神的に余裕がなかったので2人にあたってしまったかも‥


罪悪感で胃がキリリと痛むが、弱音を吐いている暇はない。


仕切り直して話を進める事にする。


「改めて聞いて欲しい。

 ツイン荷電粒子砲の余波で王都の城壁が壊れたみたいなんだ。

 話を聞いた感じだと、モンスターの投石でかなり城壁にダメージがあったみたいで‥

 ツイン荷電粒子砲だけのせいだとは言えないけど、見た人によっては俺たちのせいに思うみたいだ。

 何とか修理する方法ないかなぁ?」


葵さん達に今の状況を説明する。


本当は監視下にあるが、葵さん達に心配される恐れがあるからその事は秘密にした。


「城壁の修理ですか?

 そんなのは大工の仕事だと思いますよ。」


葵さんが正論をぶつけてくる。


「そう、俺もそう思うよ!

 でも、何故か俺に白羽の矢が立ったんだよ!」


思わず心情を口にする。


「助けてやったのに斗馬さんにそんな事させるなんて‥

 ツイン荷電粒子砲で駆逐してやりますか?」


葵さんが物騒もない事を言い出すのであった。

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