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既成事実3
お風呂に浸かってくつろいでいると、誰かが扉を開けて入ってくる。
えっ、二階には許可しないと入ってこれないはず‥。
俺が混乱していると入ってきた人が近づいてくる。
全裸のルナ様だった。
こういう時は普通タオル巻いてくるよね?
何で全裸なの!?
しかも手で隠したり、髪の毛で大事なところがみえないとかになってないの!?
俺の混乱など無視してルナ様が口を開く。
「素敵なお風呂ですね?もしかしたら王城のお風呂より広いかも。」
全裸のルナ様が会話を続ける。
まるで朝挨拶をするような感じで。
「そうなんですよ、自慢のお風呂です。」
思わず普通に返してしまう。
「それでは、宜しくお願いします。」
ルナ様が何かをお願いしてくる。
えっ、何のお願い??
まさかお風呂でするってことですか?
俺の混乱は続くのであった。