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既成事実1


ルナ様達を一階の座席に案内して、リクライニングの使い方と眠る時に周りをカーテンで囲うやり方を教えてから2階のプライベートルームに戻ってきた斗馬であった。


「ふぅ〜、やっと落ち着けるよ。」

斗馬は大浴場で1人足を伸ばしてくつろいでいた。


その頃、ルナは行動を開始する。


「葵様、聞こえますか?」

ルナは斗馬が何度も会話するのを聞いて、この馬車の中でならどこでも葵と会話出来ることを知っていた。


「はい、なんでしょうか?」


「トウマ様は今は何をされてますか?」


普通のメイドなら主人の事を詳しく教えるはずはないのだが、ルナは知っていた。

葵が斗馬と同じでこの世界に疎い事を‥。


「斗馬さんなら、今は1人でお風呂に入ってますよ。」


予想通りの回答をもらい喜ぶルナ。


ルナは次の作戦にうつる。


「葵様、実は伝えたい事がありまして‥。」


ルナは恥ずかしそう態度をとる。


「何でしょうか?」

葵も気になるようです食いついてきた。


「実はこの国では殿方は1人でお風呂に入らず、身の回りを世話する者が一緒に入る決まりになっております。」


王族や貴族に限り本当ではあるのでルナは嘘は言っていなかった。


「そうなんですか?」


葵が驚いた声を上げる。


「宜しければ、私がお世話しますので二階に上がる許可を頂けないでしょうか?」


「うーん、決まりなら仕方がないなぁ‥。わかった、二階に上がっていいよ。」


葵から二階に上がる許可をもらった。

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