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緊急事態


 伊集院斗馬がバスのブレーキに感動していたころ、グレイン王国の王都ヴェルダッドでは緊急事態が起こっていた。


臣下と会議を行っていたフエルテ王の耳に轟音が響き渡る。


軽く揺れも感じていた。


只事ではない事が起こっているとその場にいた全員が確信していた。


そして聞こえ出す足音。


扉が乱暴に開けられる。


全員がその後の言葉を聞きたくなかった。


しかし現実はそう甘くはなく飛び込んできた兵士によって現場の緊張感がピークを迎えようとしていた。


「緊急事態です!」


もうわかってる!とは突っ込めるほど元気ではなかった。


臣下の数名は目を閉じて現実逃避を始める。


「被害は不明ですが、大型モンスターによる投石が行われたようです!」


ここで冷静な臣下が兵士に質問する。


「投石?

 たかが石だろ?

 先程のような音と揺れが起こるのか?」


確かに!と他の臣下も疑問に思った。


「確かに石ですが、家よりも大きいようで‥

 石よりは岩ですかね?」


いや、どっちでも良いよ!と兵士以外は心の中でツッコミをを入れる。


「な、何かの間違いだろ?

 そんな大岩をポイポイ投げられるわけが‥」


臣下の1人が話終わる前にまた轟音が響く。しかも先程より近い位置で聞こえたような気がする。

揺れも先程より大きい。


全員が沈黙するのであった。

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